Fumifumi談義~共振~

4年前のこと、

たまたま友人が経営していた銀座のワインバーにお邪魔した時、動物写真家・岩合光昭さんの写真展「ネコライオン」のご招待チケットをいただきました。

後日談ですが、カウンターに座っている私の背後に岩合さんがいたそうです。

当時は猫好きというわけでもなく、チケットをもらわなかったら写真展を見に行くことはなかったと思います。

でも写真展を見た時から猫に興味がわき、岩合さんの大ファンにもなってしまいました!

今週月曜日、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に岩合さんが出演されるのを知り、いつもはテレビをつけない時間帯なのですがリアルタイムで見てしまいました。

心に響くメッセージが沢山詰まっていて、とても良い番組でした。

それにしても雑誌に掲載する3枚の写真のために2000カットも撮るというのは、プロとしては当たり前なのかもしれませんが、さすがです。

岩合さんが、カメラマンとして大事にしている流儀は「相手と共振する」こと。

猫と時間を共有することで全身全霊をもって一緒に揺れているような心持ちになるそうです。

そして、共振することで良いショットが撮れるとか。

ふと、気のおけない仲間と一緒にワインを飲んだ時と同じかもしれないと思いました。

同じ瞬間に同じワインを飲んで相手と共振することができたら、こんなに素晴らしいことはありませんよね。

岩合さんは32歳のときにアフリカに住んだことがあるそうです。

目的はライオンやチーターなど動物同士の狩りを写真に撮るためでした。

アフリカに行く前に頭の中で何回もシミュレーションをした弱肉強食の世界。

アフリカに渡り、すぐに撮れると思った理想のショットは撮れないどころか、その現場にも出くわしませんでした。

何か月か経ったある日、自宅から40km離れたサバンナで車が故障、そこから家まで歩いて帰ったことがあるそうです。

その時、高い木の葉っぱを舌に巻き付けながら器用に食べているキリンに遭遇。

その美しさに感動した岩合さんは、動物の日々の営みを写真に収めようと狩りの現場を探さなくなくなりました。

それからは、群れや家族で寄り添う姿、母親が見守る中で遊ぶ子供たち、生きていくための狩り、サバンナで生活する野生動物の日常を撮り続けました。

私もワインを勉強したての頃は、高級なワインが飲みたい、希少価値の高いワインを経験したい、みんなに羨ましがられるワインを飲んでみたい、そんなことばかり考えていたような気がします。

今はワインを日々の生活の中で楽しみながら自然体で飲みたいと思っている自分がいます。

ワイン好きの皆さんと共振しながらワインを飲むことができたら幸せですね。

美味しいワインを一緒に飲みましょう!


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