fumifumi談義~フィッシュ&チップス~

fumifumi談義~フィッシュ&チップス~
実は今、ニュージーランド訪問中です。

酪農国でもあり海に囲まれた島国のニュージーランドは豊かな食材が目白押し。
滞在中に食べたいものが山ほどあります。

南島の天然牡蠣ブラフオイスターとシャルドネ、伊勢海老のようなクレイフィッシュとソーヴィニヨン・ブラン、ラム肉はピノ・ノワールと試してみたいと思います!

キャラメル粒入りアイスクリームのホーキーポーキーも食後にたっぷり楽しんじゃいます。

ニュージーランドのおすすめグルメとして必ず登場するフィッシュ&チップスは以前オーストラリアで食べたことがあるのですが、あまりの大きさに一人前食べられなかった記憶があります。

ちょっと悔しくて、なんでこんなに量が多いのだろうと調べてみたのですが、18世紀のイギリス産業革命当時、安くてすぐに食べられる腹持ちの良い労働者用の食べ物だったということがわかりました。

なにげなく調べたフィッシュ&チップスの歴史は実はとても興味深いものだったのです。

その歴史は捕鯨が盛んだった時代まで遡ります。

石油がまだ採掘されていない時代、クジラから採れる油、鯨油(げいゆ)はランプの燃料として大量の需要がありました。

油以外でも髭や骨は女性の下着のコルセットやペチコートの材料として、肉や軟骨や内臓は食用、歯は工芸品、筋は弓の弦、さらに血や脂も薬用として重宝がられたそうです。

そして、鯨油は燃料としてだけではなく石鹸の原料としても使われました。

昔の石鹸の包装紙には鯨の絵が描かれているものがあったそうですよ。

しかし、19世紀半ば近くになると鯨油の価格が高騰、代わってココナッツオイルが石鹸の材料に使用されるようになります。

1851年のロンドン万国博覧会には700社以上の石鹸メーカーが出品をするくらい競争が激しくなりました。

その後、大手数社の力が勝り数百もの石鹸メーカーが廃業に追い込まれてしまいます。

石鹸作りをあきらめた生産者は、石鹸製造用の銅鍋をフライパンに、原料のココナッツオイルを揚げ油に転用してフィッシュ&チップス屋に転業をしました。

同時期、オーストラリアで冷凍装置が発明されて蒸気トロール漁船で使われるようになり、その結果、氷詰めで輸送されていたタラがイギリスで安く出回るようになります。

こうしてタラとジャガイモのフライ、フィッシュ&チップスが大量かつ安価に販売されるようになり、イギリスだけではなくオーストラリアやニュージーランドでも労働者の食べ物として広まっていったのです。

どのような歴史も諸説ありますが、クジラと石鹸とフィッシュ&チップスが結びつくとは想像もできませんでした。

さて、今回はフィッシュ&チップスを完食するために、ニュージーランドワインとのペアリングも研究してきますね。

帰国したらイギリスのお酒との組み合わせも調べてみます。


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