fumifumi談義~ワイパラ・ヴァレー~

3月末から4月にかけてニュージーランドを訪問しました。

オーストラリアは幾度となく訪れているのですが、お隣にあるニュージーランドは初めて。

目的地は南島最大の都市クライストチャーチから車で小1時間、ピノ・ノワールとリースリングのワインで人気急上昇中のワイパラ・ヴァレーです。

車は日本と同じ左側通行で、レンタカーも日本車ということもあり、移動中は日本にいるような錯覚に陥りました。

何となく雰囲気が違うのは、町を離れるとビルのような高い建物が少なくなり、低い山々に囲まれていて、やたら羊が多い景色。

ワイパラ・ヴァレーは、内陸にあるサザン・アルプス山脈の影響で西からの悪天候に守られ、太平洋側には太平洋プレートが隆起して形成された低い山々が連なり海風から遮られています。

海岸線の山々には石灰岩が分布していて、麓には石灰岩質が堆積した土壌、その他には、川の流域の礫質、内陸の粘土と3種類の土壌にブドウが植えられています。

fumifumi談義~ワイパラ・ヴァレー~
訪問先のマウントフォード・エステートに到着。

2017年にコヤマ・ワインズが土地や建物、在庫および商標を買収したワイナリーです。

現在、小山竜宇氏、小山さんがオーナーになってから丸一年が経ちました。

昨年、小山さんのメーカーズ・ディナーを開催した時に、ワイナリー訪問の際はワイナリーのスタッフに食事を作る賄い班をお願いしますといわれました。

今回の訪問では、日本からカレー粉などを持参して食事を作る気満々だったのですが、少し事情が変わり、ブドウの収穫と腐敗果などを取り除く選果の作業をやらせていただくことになりました。

理由は、ブドウの収穫が1カ月ほど早くなり、近隣のワイナリーで収穫スタッフが取り合いになっている状況とか。
fumifumi談義~ワイパラ・ヴァレー~
ブドウがどんどん熟していく中、猫の手さえ借りたい収穫作業。

たぶん、猫の手ぐらいにはなれたと思うのですが(笑)。

食事は1日2回、ランチとディナーをワイナリーでご馳走になりました。

小山さんの奥様・文子さんはとってもお料理が上手で毎回の食事がとても楽しみでした!

昼はグラス一杯、夜は沢山ワインをいただき大満足。

楽しかったのは毎夜行われるブラインド・テイスティング大会!

スタッフの皆さんが各自購入したワインを提供してゲーム的に生産地、ブドウ品種を当てていきます。

今日一日頑張ったご褒美に美味しい料理とワインを楽しむ。

こんな雰囲気が小山さんのワインを美味しくしているのだと感じました。

もう、数十年前のことになりますが、勤めていたワインスクールでニュージーランドの生産者のセミナーを開催した時にこんなお話を伺いました。

「ニュージーランドのワイン造りは、
Purity(純粋)、Integrity(完全)、Quality(品質)、Economy(経済)の通称 PIQEを目指しています」

PIQE(ピケ)という言葉はそのセミナー以外に聞いたことが無いので、もしかしたら自然消滅してしまったのかもしれません。

でも、その言葉の意味をニュージーランドがテーマの授業の時にいつも考えます。

今回のニュージーランド訪問でPIQEの意味をこんな感じかなと勝手に想像してみました。

Purity=一生懸命純粋な気持ちでワインを造る
Integrity=妥協せず完全なワイン造りにこだわる
Quality=常に高品質なワインを目指す
Economy=エコノミーのもうひとつの意味はeco環境。環境を考えることでワインの経済も発展する

また、来年もニュージーランドを訪問出来たらうれしいです!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です