Fumifumi談義~ブラインド・テイスティング~

こんなニュースが目に留まりました。

「今月8日、今年で第4回となるワインのブラインド・テイスティング世界大会が開催された。 優勝したのは中国チーム。」

中国チームの優勝コメントも掲載されていました。

「ブラインド・テイスティングでの勝利は知識が50%で残りの50%は運だった」

なんて謙虚なのでしょう!感心してしまいました。

この大会はフランスのワイン専門誌ラ・レヴュー・ドゥ・ヴァン・ド・フランス(La Revue du vin de France)主催で開催されています。

余談ですが、このワイン専門誌はワイン評論家のロバート・パーカー氏が「フランスワイン愛好家は是非読むべき本」の筆頭に挙げているそうです。

今年で4回目という大会は歴史が浅いながらも21ヵ国のチームが参加し、ブラインド・テイスティングで、生産国、ブドウ品種、収穫年、そして銘柄を探り当てて順位を競いました。

中国チームは強豪のフランスやアメリカを破り優勝を果たしましたが、昨年の優勝チームのスペインは10位に、2位のベルギーは4位に落ちてしまいました。

ブラインド・テイスティングは、どんなに能力が高い人でも、当たるときもあれば外れるときもあります。

中国チームが知識50%と運50%と言っていましたが、運も実力のうちです。

運をつかめる努力、それはテイスティングの練習を重ねることしかありません。

とはいえ、努力をしてもブラインド・テイスティングは本当に難しい!

何年か前に発表された、カリフォルニア大学デイヴィス校の目隠しマスクを使ったテイスティング実験では、赤ワインと白ワインを間違えたテイスターが大勢いたとか。

ワインの色を間違えるなんてありえないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、これがブラインド・テイスティングの難しさです。

仕事柄、私の周りにはテイスティング能力が高い友人が沢山います。この大会に日本チームで出場したら優勝の可能性大と真剣に思いました!

ブラインド・テイスティング【2016年ブラインド・テイスティング世界大会成績】
1位 中国(Chine)108 points
2位 フランス(France)102 points
3位 アメリカ(USA)100 points
4位 ベルギー(Belgique)99 points
5位 アンドラ(Andorre) 98 points
6位 南アフリカ(Afrique du Sud)92 points
7位 フィンランド(Finlande)87 points
8位 ルクセンブルク(Luxembourg)80 points
9位 ポーランド(Pologne)79 points
10位 スペイン(Espagne)76 points
・・・・・・
20位 日本(Japon)36 points
21位 モナコ(Monaco)23 points


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