Fumifumi談義~酉年~

今年は酉(とり)年です。Fumifumi談義「酉年」

「酉」は象形文字で酒壺を描いたもので、音読みは「ユウ」、訓読みでは「とり」または「ひよみのとり」と読みます。

十二支の十番目、方位は西、時刻は午後6時(5時から7時の間)、動物は鶏。

樽や酒などを意味し、発酵に関係した漢字に「ひよみのとり・とりへん」の部首が多く使われます。

“焼酎など様々なお酒をドンドンお酌されて、酔っぱらって酩酊状態!”

酉の字を使って文章を作ってみたのですが、ボキャブラリー不足でつまらない文章になってしまいました。新年早々申し訳ありません。

干支というと、子(ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)・・・など動物の順番のことが頭に思い浮かびます。

そういえば、午(うま)年の丙午(ひのえうま)の時には迷信的な話を良く聞きますが、その「丙」って何?

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「丙」は十干、「午」が十二支を表わしています。十干と十二支の組み合わせが干支になるので、2017年の正式な干支は丁酉(ひのととり)になります。

余談ですが、高校球児が目指す甲子園球場は大正13年(1924年)の甲子(きのえね)の年に完成したことから名付けられました。

歴史をさかのぼってみると、紀元前1600年~紀元前1046年ごろから十干と十二支の2つの組み合わせは存在していて、日を数えるために十干、月を数えるために十二支が使われていました。

十干は十進法で1旬を10日、1つの月を上旬(初旬)、中旬、下旬と3つに分けます。

十二支は木星が12年かけて地球を一周することから12年をひとつのグループと考えます。

十干と十二支を組み合わせると60年で暦が還ることから、60歳を「還暦」と呼び、お祝いをするようになったのですね。

さて、酉年はどのような年になるのでしょうか?

申(さる)年と戌(いぬ)年の間に挟まれた酉年は、犬猿の仲を仲裁する役目。きっと穏やかな年になるに違いありません。

そして、酉は酒の壺。日本のワイン市場が益々広がっていくと信じています!


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