3か月前に訪問したニュージーランド南島のワイパラ。
コヤマワインズ&マウントフォード・エステートの収穫のお手伝いをした最終日、ワイナリーオーナーの小山さん(小山竜宇氏)から「今夜はバーベキューですよ!」とうれしい発表!
ワイナリーの庭で星空とブドウ畑を眺めながらワイン片手に肉にかぶりつく!なんて素敵な最後の夜。
ワクワク・ウキウキ、想像は限りなく膨らみました。
一日の中に四季があるといわれているニュージーランドの夜はちょっと冷え込むかも?
一枚羽織れるものを準備して、いざバーベキューへ!
と思ったら、ダイニングのテーブルの上にすでに焼いてある美味しそうな肉がお皿に並べてありました。
庭を見るとバーベキュー用の道具はありません。
キッチンを覗くとオーブンで肉を焼いているではありませんか。
私は「バーベキューは屋外」、「焼肉は室内」と場所でふたつの肉料理を区別していました。
ところが「日本バーベキュー協会」によると、ふたつの違いは食べ方にあるとのこと。
日本のバーベキューや焼肉は「焼きながら食べる」というのが一般的で、調理と食事が同時進行します。
一方、欧米、特にアメリカのバーベキューは、肉やその他の食材を全て焼いてからお皿に盛り付けて、みんなで一斉に食べるというのが基本的なスタイルだそうです。
もともとバーベキュー(barbecue)は「薪、炭などの弱火によって肉や魚介類、野菜などをじっくり焼く料理」を意味する言葉。
次第に、野外での調理や飲食などを「バーベキュー」と呼ぶようになりました。
語源は、西インド諸島の先住民であるタイノ族の“肉の丸焼き用の木枠”を指すハイチ語。
これが“丸焼き”を意味するスペイン語のbarbacoaに転化し、その後、大航海時代に英語圏に伝わりbarbecueとなりました。
略語の「BBQ」というアルファベットは英語圏で使われていた表現で、Barbecueの「be」を「B」と略して「barBcue」、「cue」を「Q」と略して「barBQ」、「bar」もBと略すようになって、最終的には「BBQ」という言葉になったそうです。
先日、自宅に高校の時の同級生8人が遊びに来てくれました。
近所のスーパーマーケットであれこれ食材を買って庭でバーベキュー。
道具一式を持参してくれたバーベキューの達人の同級生曰く「バーベキューが美味しいのは炭の効果。炭火は強い遠赤外線を発するので普通の食材でも様々な美味しさの要素が生まれる」とのこと。
そして、焼き上がるまでの時間も様々な「美味しそ~!」を演出!
心地良いジュジュッと焼ける匂いと音、そしてこんがりとした焼け具合、大満足の味!
でも、バーベキューに限らず美味しいと感じる99.9%は素敵な仲間と一緒に同じ時間を共有することだと私は信じています。
気の合う仲間とのバーベキュー、今私の一番のお気に入りです。