ワインの生産者、ジャーナリスト、インポーター、販売に携わる方々などワインのスペシャリストをお呼びしての特別な講座です。
誰も教えてくれなかったワイン「ブルゴーニュを極める」
フランスの銘醸ワインを輸入・販売されているHASUMI WINE TRADING(有限会社三幸蓮見商店)の蓮見孝子氏が、20年近く名門生産者、銘醸ワインに携わった知識、経験を基にワインのテイスティングを行いながら「土壌・気候・品種・生産者・生産地・歴史・地理・料理など」あらゆる角度から紐解いて、ワインについての理解をより深めて頂く講座です。
この講座では、特にブルゴーニュをメイン・テーマとして扱います。
昨今のブルゴーニュのグラン・クリュはとても高額になってしまったため、消費者は中々手が届きにくくなり、販売する側も売れなくなってきています。
そのような中、
レストランなどの飲食店、ワインショップなどの酒販店等ワイン販売しているプロの方が、どうすればもっとワインの売上を伸ばすことができるようになるのか?
ワインの知識をしっかり身につけられている消費者の方(ワイン消費のプロ)が、どうすればもっとワインを楽しむことができるようになるでしょう?
それは、『テロワール』を極める事でテイスティング能力をあげること、そしてブルゴーニュの『1er Cru(プルミエ・クリュ・一級畑)』を使いこなすことなのです。
なぜなのか?
それは長年フランスワインの輸入、販売されている蓮見氏が、現在のワイン事情や現地の情報、長年の知識や経験、そしていつもレストランなどにレクチャしているワイン売上アップのノウハウなどが詰まったこの講座で、是非その答えを知ってください!
講座内容
第5回テーマ | 『地層から見るシャンボール・ミュジニー&ヴォルネイ』 シャンボール・ミュジニーは気品と繊細さが凝縮された優美なワインで、ブルゴーニュで最も女性的なワイン、ブルゴーニュの貴婦人などと形容されます。 一方、ヴォルネイも、口当りが繊細で柔らかく、アロマが凝縮された芳醇さは、ブルゴーニュ地方の赤ワインの中でも、特に女性的だと言われています。 シャンボール・ミュジニーとヴォルネイ、ブルゴーニュ地方のコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌと全く異なった離れた場所にある村のワインですが、同じような表現をされるのは何故でしょうか? その答えの一つに「テロワール(土壌・地層)」があります。 シャンボール・ミュジニーとヴォルネイには「ジュラ紀中層層」という同じ地層が走っており、地中深く延びた葡萄の根がその土壌から吸収した養分の要素が味わいに影響していると思われます。 またシャンボール・ミュジニーとヴォルネイは、一般的に2~3倍(ものによっては何倍も)の価格差があります。 土壌(地層)を意識することによって、異なる生産地のワインでも同じような味わいになることがわかると、飲食店やワイン売り場の方は、その時の食事やお客様の好み、予算に応じてアドバイスできる選択肢が広がり、消費者も予算に応じて自分の好みのワインを選ぶことができるようになります。 今回は、蓮見氏のいつもの深くて楽しい講義とテイスティングを通してシャンボール・ミュジニーとヴォルネイの相違点を体験し、テロワールを知る事でテイスティング能力をあげ、今後のワイン選びに役立ててください。 |
テイスティングワイン | Domaine Chantal Lesucure(シャンタル・レスキュール) ・CHAMBOLLE-MUSIGNY LES MOMBIES 2015(シャンボール・ミュジニー レ・モンビー) ![]() このシャンボール・ミュジニーは繊細で上品、エレガントなスタイルですが、飲み進むにつてれだんだんと味わい深くなり、血筋の良さ、素直さを感じさせます。また時間をかけてこのワインを味わうとチョコレートやカカオのニュアンスが表れます 1日、2日で飲みきってしまわずに、1週間ぐらいじっくりと時間を掛けて味わいたいワインです。 とても素晴らしいシャンボール・ミュジニーですが、たったの4樽(800本ほど)しか仕込みがない貴重なものです。 ・VOLNAY 2015(ヴォルネイ) ![]() おだやかな樽の風味があり、香りが非常によくでています。 全体として酸味がきれいでバランスが良く、味ののびが良くて後味の余韻にも優れたフランソワのワイン造りが良く出ているワインです。 熟成感もでていて今が飲み頃だと思いますが、あと5年以上は充分その姿を複雑にしながら、熟成していくと思います。 科学物質は不使用。 99年までは樽ごとネゴシアンに売っていたため、自分の蔵では、瓶詰めしていなかったのですが、蔵元を訪問した際、「こんなのもあるよ」と飲ましていただいた時に、もったいないから樽ごと売らないよう話しあい、シャンタル・レスキュールの名前で発売となりました。 Fernand et Laurent Pillot(フェルナン&ローラン・ピヨ) ・VOLNAY 2014(ヴォルネイ) ![]() 果実味、柔らかい樽のニュアンス。 デリケートな構成であるのにもかかわらず、屈強さ、エレガント、丸み、なめらかさ、フレッシュさ...色々な顔をのぞかせる逸品です。 【Domaine Chantal Lesucure(シャンタル・レスキュール)】 ![]() 2004年度『ゴーミヨ・ル・ヴァン』にてフランスを代表するトップ10の蔵元に選出! 1975年マダム・シャンタル・レスキュールが創設したドメーヌ。ニュイ・サンジョルジュが本拠地。 1996年からマダムの遺志を継いだムッシュ、フランソワが陣頭指揮をとっています。 以来、毎年のように評価が向上。 “常にエレガントさを”“テロワールを尊重し、時間と労力をかけて”と語るムッシュの言う通り、ワインにはエレガンスさが骨格にきちんとあります。 特に素晴らしく、美しい宝石達は、コート・ド・ボーヌ、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、クロ・ド・ヴージョに輝きがちりばめられています。 コルクはタンニンとクオリティーに影響すると考え、1本抜きのものを選別しています。 もちろん樽も、木を育てる森と、樽造りの職人にこだわります。 除草剤、化学肥料を使わない、自然なぶどう栽培を実践。そのためか、畑のあちこちに小鳥の巣が見られます。 いわゆるリュット・リゾネ(対処農薬栽培法)を実践し、肥料は有機です。害虫などがあらわれて、ぶどうの木がおそわれた時、必要な場所に必要な薬剤を処方するというもの。人間と同じく、病気になったときだけ、お薬を飲みましょうという発想がフランソワさんのワイン造りです。 2009年にフランス国家としては初の認証機関「カリテ・フランス」よりbiological agricultureの認証を受けています。 【Fernand et Laurent Pillot(フェルナン&ローラン・ピヨ)】 ![]() 1890年より5世代に渡りワインを造り続ける名門。 その高い名声は父親のフェルナンから飛躍的に伸び、そして息子のローランになりその地位を確実なものにしています。 きれいで、美しいワイン造りは、現代の醸造技術を尊重しつつ、あくまで伝統的製法。 そのワインは、ゴー・ミヨ・ル・ヴァン4つ星★★★★、ギ・ド・アシェット、ブルゴーニュAujourd’huiなど、のきなみ高い評価を受けており、地元レストランの顧客でも取り合いの為、新規取引先は買えない造り手です。 |
日時 | 諸事情により日程が変更となりました。 ※決まり次第お知らせお知らせいたします。 ※上記は同じ講座内容です。 |
講師 | 蓮見孝子 氏 プロフィールはこちら |
受講料 | 10,000円(税込) |
お支払方法 | 銀行振込 ※振込口座は、お申込み頂いた方へお知らせいたします |
場所 | ワインサロンフミエール 銀座サロン(本校) サロン(教室)へのアクセスはこちら |
定員 | 各コース 12名(最少施行人数 3名) |
お申込み | ☞ 講座のお申し込みはこちらから |
【講座振替について】 本講座は、同一テーマの授業であれば違う曜日・時間帯に振替受講が可能です。 ※登録曜日時間帯の受講生が優先となりますので、人数によっては振替できない場合もありますのでご了承ください。 ※お客様都合による未受講講座があった場合、その分の返金等はございませんのでご了承ください。 |
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